2012-06-23

「翔ぶが如く」気になること

CSで再放送中の大河ドラマ「翔ぶが如く」を見て、今、気になっていること。

・大久保の妻役の賀来千香子がどのシーンでもビックリしたように目を見開いたまま。

・新門辰五郎が何か大事な話をする時、いつも最前列にいる者が素っ頓狂な相槌を打って話の腰を折ったり場の空気を乱したりするが、そんな時辰五郎は「おう、よっく聞きやがれ」とか「黙って聞きな」とか言うくらいで特に厳しい態度を見せない。辰五郎親分、意外と子分に甘い。

・田中裕子演じる岩山いとは、ウィキペディアを見ると今後ある登場人物の妻になるらしいのだが(私のように今回が初見の方のためにあえて嫁入り先は伏せておく)、現在は西郷家に入り浸りで幼なじみの西郷隆盛の下の弟・信吾のことばかり心配している。男装していた頃に起こした騒ぎのせいで西郷家に行儀見習いにでも出されているのかもしれないが、母親(姑)世代のいない西郷家は行儀見習いには不向きだし、西郷家にどうしても女手が足りなければ嫁にいった娘達を頼るという手もある。いとが信吾のいいなずけという描写はあったかなあ。

・ウィキペディアによると有村俊斎は武芸の達人らしく、劇中でも得意げに刀を振り回したり異人を斬ったりしているが、不安定な立ち姿、走ると首がグラグラする様子を見る限りとうてい達人とは思えない。演じている佐野史郎の現代的な顔立ちや体格、裏表のありそうな癖のある演技なども含めて、俊斎はひたすら迷惑でイヤな奴にしか見えないのだ。薩摩藩のスネオ。21話まで見たが、これまで数えきれぬほどヘマをやらかしてきた。ドラマの主役の西郷・大久保コンビは一体何度俊斎に煮え湯を飲まされたことか。しかし一度として彼へのお咎めはなく、今や薩摩藩の立派な重臣となっている。ところで1969年公開の「日本暗殺秘録」という映画で若山富三郎が俊斎の弟・有村次左衛門を演じたらしいが、俊斎にまさに適役ではないか。殺陣の名人であり、失言を繰り返すオッチョコチョイだがどうしても憎めないという雰囲気もある。宴席で故郷の民謡を唄い踊って場を和ませる技術も愛敬もある。飄々として怖くて可愛い。藩主の命を受けて京都を探ってきた際に、なぜか精忠組の同志達を窮地に追い込むような報告をするシーン、大久保達にそれを責められて「あ、あ、あ、あ…」と意味不明のうめき声と謎の表情で後ずさりするシーン。佐野史郎独特の演技が炸裂した不思議なシーンだったが、若山富三郎なら大丈夫。何の心配も要らない。

毎週月火の夜は「翔ぶが如く」の再放送が楽しみなのだが、今週は台風の影響で火曜日放送の#22、#23が見られなかったので、本日土曜の再放送で見ることにする。そろそろ吉之助さぁも島から帰ってくるかな。【み】